小児神経科

小児神経科は「こどもの神経科」。

 

児童精神科(こどもの精神科)と似た雰囲気の名称ですが,診療内容はちょっと違ってきます。

 

脳や神経,筋肉の異常によって生じた,運動障害や知能・ことばの発達の遅れなどが小児神経科の主な守備範囲です。たとえば,てんかんや脳性麻痺などが対象として含まれます。

 

乳幼児期や就学前の健診で特に指摘されることなく過ごしてきたお子さんが,思春期の心の悩みで初めて小児神経科を訪れる,というケースはちょっと想定しにくいように私には思えます。

 

それでも,もしかしたら思春期まで含めて,こどもの心の問題を得意とする小児神経科の先生がいらっしゃるかもしれません。お近くに心当たりがある場合は,直接問い合わせてみられてはいかがでしょうか。